プロポリスをつくるミツバチ

ミツバチはプロポリスを自衛のために作ります。

養蜂に使われるミツバチ

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私達が蜜蜂の恵みを享受するのに必須な技術「養蜂」。
どの蜂からも蜜を採取できるというわけではなく、養蜂に適したミツバチがいます。
それぞれの特徴を紹介すると

【セイヨウミツバチ】もっとも養蜂に適しているともいえるのがこのセイヨウミツバチです。
日本には明治時代に入ってきており、日本の養蜂だけでなく世界中の養蜂で用いられています。

ニホンミツバチニホンミツバチはとてもデリケートなミツバチです。
防衛本能が弱く、外敵から襲われると巣を捨てて逃げ出します。
この性格・本能的に仕方ないのですが養蜂にはあまり適しておらず、ニホンミツバチの蜂蜜はとても貴重なものとして取り扱われています。
とても温厚な性格で、ほとんど人を攻撃する事もありません。

アフリカナイズドミツバチ】ブラジルの養蜂に用いられている種類のミツバチです。
在来種のアフリカミツバチと外来種のセイヨウミツバチが交配した事で誕生しました。
非常に高い運動能力と生命力・防衛本能を持ちキラービーと呼ばれる事もあります。
巣を守るという能力に優れており、プロポリスを作り出す高い能力をもっています。
プロポリス自体はセイヨウミツバチも作り出しますが、アフリカナイズドミツバチのプロポリスを作り出す能力は
非常に優れているのです。

養蜂自体はローマ神話に出てくるほど、人類との関わりは非常に深いです。
そして蜂蜜の採取は1万年前にはスタートしていたと言われています。
スペインの壁画では蜜を採取する女性の姿・採取の手順が詳細に描かれているようです。

日本では養蜂の歴史自体が浅く、本格的に始まったのが江戸時代である事からも
「養蜂文化」といった意味合いでは世界に出遅れていると言えるでしょう。