プロポリスの濃度は大切?
プロポリスの濃度の基準
プロポリスの良し悪しを判断する基準の1つとして「プロポリスの濃度」があります。
プロポリスの価格帯は安価なものから高級なものまで幅広いです。
安価なプロポリスは購入しやすい反面、肝心のプロポリスの品質がいまいちなケースが多いのです。
そういったプロポリスの特徴として「何度も抽出を行った原塊」を使ったり、漬け込み期間が短いケースだったり、濃度が低いエキスを使用している事もあります。
プロポリスの濃度が低いとどうなる
プロポリスの濃度が低い場合必然的に含有されるプロポリスエキスの量は少ないため、摂取できる成分も少なくなってしまいます。
最低限の成分を含有している事は確認する必要があります。
プロポリスの濃度が高すぎるのは要注意
濃度が高いものは必然的に含有成分も豊富になります。
しかし、プロポリスの濃度が極端に高いものには要注意です。
悪質な業者の中には、この濃度の数値を(固形物等を混ぜると簡単に数値を上げれる)操作して高濃度に見せかける業者があります。
極端に数値が高いものはプロポリスがうまく溶けることができないため、ドロドロとしたペースト状になりとても飲めたものではありません。
総合的に判断しよう
プロポリスを選ぶときには総合的に判断する必要があります。
等級やエキスの濃度や産地などプロポリスはそれぞれが絶妙な関係で、成り立っているのです。
アルコール抽出のプロポリスの存在意義
とにかく飲みにくいプロポリス
プロポリスと言えば、やはり「飲みにくい」という口コミが多いように独特な味が苦手な方が多いです。
とくにアルコール抽出をされたプロポリス原液は飲みにくいと言えるでしょう。
比較的飲みやすいタイプのプロポリスは水抽出のプロポリスです。
しかし、プロポリスの原塊はアルコールに溶けやすい性質をもっているため水抽出では十分な成分を取り出すことができないため、アルコール抽出を採用しているところが多いと言えます。
ではアルコール抽出のプロポリスを飲みやすくできないのか?
それではアルコール抽出のプロポリスを飲みやすくすることはできないのでしょうか?
アルコール抽出のプロポリスを飲みやすくする方法は以下をチェック
プロポリスを美味しく飲む方法はある? - プロポリスをつくるミツバチ
はちみつや乳酸飲料などと混ぜるほかにも本当に風味が苦手な場合はドラッグストアなどで販売されているカプセルなどを使用して飲むのも一つの手である。
ほかの抽出方法のプロポリスではだめなのか?
ほかの抽出方法を採用しているプロポリスではだめなのか?
やはりアルコール抽出方法のプロポリスが【成分が多いというメリット】があると同時に【飲みにくいというデメリット】があると言えます。
それぞれの抽出方法のメリット・デメリットをまとめたので以下をチェックしてみてください。
プロポリスエキスは抽出方法で異なる - プロポリスをつくるミツバチ
自分に合わせたプロポリスを選ぶ必要がある
気軽にプロポリスを使用したいという人は原液タイプに限らずに「プロポリスサプリメント」でもいいでしょう。
また、お口のトラブルに対していえば「プロポリススプレー」などでも役立つ事が期待できます。
プロポリスエキスは熟成期間をしっかりとった物を
プロポリスは熟成期間が大切
プロポリスエキスは熟成期間が大切です。
これはプロポリスの原塊から有効成分をしっかりと抽出する上で重要なので、漬け込み期間が短いものであれば必然的に抽出する成分は少なくなってしまいます。
(これには諸説あり、熟成期間が長期のものよりもプロポリス原塊の鮮度を重要視して短い漬け込み期間のものもあります。各社見解が分かれる基準なので自分が信頼できるメーカーの意見を参考にするしか判断できないです)
短い熟成期間(漬け込み期間)のものであれば「数か月」程で製品化・販売されているプロポリス製品もある中で、長期熟成を売りにしたものもあります。
ブラジルの政府は1年以上の熟成期間をとれば「長期熟成」のプロポリスと認めている事から少なくとも1年以上の熟成期間を置いたプロポリスエキスを選ぶのも無難でしょう。
プロポリス長いものは15年熟成のプロポリスエキスも
今まで製品化されてきたプロポリスエキスの中で発見した最長の熟成期間は15年熟成というプロポリス原液でした。
よくプロポリスを長期熟成させて腐る事はないのか?と不安に感じる意見もありますが、プロポリス自体古代エジプト時代にミイラの防腐剤として使われていたほど、強い抗菌力をもっています。
それだけではなく、アルコールに漬け込む事によりプロポリスエキスを抽出する事になるので殺菌力が高いため基本的には腐る事はありません。
アルコール抽出の刺激が若干抑えられる
アルコール抽出のプロポリスはピリピリ感がかなり強い傾向にあります。
(あくまで自然のものなのでミツバチがプロポリスを作り出した環境によって異なりますが…おおまかな目安としてです)
しかし、長期熟成をしたものは口触りがマイルドになり芳醇な味わいになるのです。
※それでも刺激自体はあります。
ブラジルの一部地域で採取する事ができるプロポリス
今でこそプロポリスといえば大手企業からドラックストアまで幅広い商品展開をされていますが、当時のプロポリスと言えば「形や色がまばらで不安定」でその品質は安定していませんでした。
ブラジルで発見されたのがグリーンプロポリスという緑色の原塊のプロポリスです。
色別にみるプロポリス原塊
プロポリスは色によって特徴が異なる
プロポリスは作られる産地によって含有成分だけでなく色が大きく異なる事で知られています。
(品質を評価する際に産地も考慮する必要があるのです)
これはミツバチが自生する環境によって、生息している植物が異なる事が由来していると考えられています。
世界中のプロポリスの共通点として起源植物は「殺菌力」が高い植物をミツバチが厳選しています。
色別でみるプロポリス原塊
世界的に採取されるプロポリスとして主流なのは「ブラウンプロポリス」と呼ばれている原塊で、茶色っぽい原塊です。
ユーカリ系のプロポリスで、フラボノイドが豊富に含まれており強い殺菌力を持つ事で知られています。
ブラジルでしか採取されない「グリーンプロポリス」は世界的にも高品質だという事で知られています。
その名前の通り鮮やかな緑色の原塊をしており、アレクリンという植物を主体としてミツバチが作り出したプロポリスです。
日本人養蜂家である寺尾貞亮氏(ブラジル寺尾養蜂)が発見した事でも知られています。
豊富な含有成分を含んでいる事からも「プロポリスの王様」と呼ばれる事が多いです。
そして新気鋭のプロポリスがレッドプロポリスです。
レッドプロポリスもグリーンプロポリス同様、ブラジルで採取されるプロポリスです。
イソフラボンを豊富に含有していることから、美容品などに使われる事が多いです。
プロポリスは自然のもののため、採取が少ない事で知られていますが
レッドプロポリスはその中でもひときわ貴重でその採集量は1tにも満たないと言われています。
まだまだ未解明な部分が多いですが、健康志向の強いブラウンプロポリスやグリーンプロポリスと比べて女性人気の高いプロポリスと言えるでしょう。
プロポリスを美味しく飲む方法はある?
プロポリス原液を美味しく飲む方法はあるのか?
飲みにくい事で知られているプロポリス原液。
(特にアルコール抽出されたものは風味等が強いため飲みにくいです。)
今日はそんなプロポリス原液を美味しく飲むための工夫・飲み方を紹介します。
今回紹介する飲み方は以下の通りです
- ヨーグルトと一緒に食べる
- カルピスと一緒に飲む
- 野菜ジュースと一緒に飲む
それでは詳しく見ていきましょう。
プロポリスを美味しく飲む方法1:ヨーグルトと一緒に食べる
プロポリス原液の風味が本当に苦手な人はヨーグルトで包んで食べる事をお勧めします。
飲む手順・方法
ヨーグルトに窪みを作ってあげて、そこにプロポリスを数滴垂らします。
そのうえにヨーグルトで蓋をしてあげて直接舌に当たらないように食べる方法です。
この飲み方は風味が苦手だという方だけでなく、プロポリスの強い刺激が苦手だという方にもおすすめの飲み方です。
ピリッと感が好きという方も多いですが、やはり刺激が苦手だという方も多いです。
プロポリスを美味しく飲む方法2:カルピスに混ぜて飲む
飲む手順・方法
カルピスと書きましたが、基本的に味の濃い乳酸菌飲料とプロポリスはいろんな意味で相性がいいです。
味が濃いため、プロポリスの風味を抑えてくれるだけではなく、善玉菌などが豊富に含まれているためおなかの調子をお互い補い合い整えてくれます。
飲みやすさで考えるとこの方法もおすすめですが、糖分などが気になる方は別の方法がおすすめです。
プロポリスを美味しく飲む方法3:フルーツ・野菜ジュースと飲む
飲む手順・方法
これも風味等を抑える事が出来るので、カルピス同様おすすめの飲み方です。
ビタミンや食物繊維等も加えて飲むことができるので、こちらの方法の相乗効果が期待できます。
朝食時に野菜ジュースにプロポリスを混ぜて飲む習慣をつけると、飲み忘れを防止できるかもしれません。
番外編:変わり種のプロポリスの飲み方
プロポリスの飲み方として、味が濃いものと一緒に飲むという話もあります。
働いている方で多いのは「ブラックコーヒー」に入れて飲むという方もいるほどです。
(この際、プロポリスは高温の飲み物と飲むのは好ましくないため、常温のコーヒーがいいと言えます)
ブラックコーヒー自体も飲みにくいです。
しかし、苦味でプロポリスの風味を消すというのもいいのかもしれません。
出来るだけお白湯などで飲む事がおすすめ
これまで美味しく飲む方法を紹介しましたが、基本的に味の濃いものと飲むとプロポリス自体を吸収する妨げになる可能性もあります。
(余分な糖分などが含まれているため)
理想的なのはやはり、甘味料等が含まれていない形でプロポリスを飲む事をお勧めします。
プロポリスエキスは抽出方法で異なる
プロポリス原液・エキス・液体って?どう作られる?
プロポリスエキスはプロポリス原塊からエキスを抽出する事で作られます。
このプロポリスエキスを抽出する方法は大きくわけて4種類ほどあります。
それぞれの抽出方法でエキスに含まれる成分などが異なるので、プロポリスを選ぶ上で確認しておきたいポイントの一つです。
では、どんな抽出方法があるでしょうか?
【ノンアルーコール抽出法(水抽出方法)】
ノンアルコールで抽出されたプロポリスは低刺激です。
化粧品・コスメやスプレーなどに使われる際は水抽出エキスのプロポリスを配合する事が多いようです。
強い刺激が苦手だという方にはおすすめの抽出方法です。
しかしデメリットとしてプロポリスは脂溶性なため、水抽出ではその成分などがしっかりと抽出できないというポイントがあります。
目的に応じてしっかりと選ぶ必要がありますね。
【アルコール抽出法】
プロポリスの抽出方法としてもっとも古い歴史を持つのがアルコール抽出法です。
「飲みにくいプロポリス」を思い浮かべた時に出てくるプロポリスがこの抽出法で作られたプロポリスエキスです。
飲みにくさと引き換えに脂溶性のプロポリスから満遍なく栄養成分を抽出する事に適しています。本格的にプロポリスを飲みたい方から選ばれる抽出法です。
【ミセル化抽出法】
甘みのある飲みやすいエキスを抽出する方法として人気が高いのがミセル化抽出法です。
あのプロポリスがこんなに飲みやすく!?といった声があるぐらいとても使いやすいと評判です。
しかし、抽出工程の際にどうしても添加物を加える必要があるので賛否両論の意見があります。
飲みやすさ重視の方にはおすすめ抽出方法です。
【超臨界抽出法】
特許技術を用いる事でプロポリスの「臭み・苦味・刺激」を抑える形で抽出できる抽出方法です。
優れた技術なのですが、成分あたりのコストが高くなる点がデメリットと言えます。
日本のプロポリスメーカーでも数社ほどこの手法を採用しているところもあります。
抽出方法は判断要因の1つ
抽出方法ですべてが決まるわけではありませんが、自分自身がプロポリスを使用する上でどういったポイントを重視するのかという事が大切です。
総合的に「アルコール抽出法」を用いて作られたプロポリスエキスが成分面・コストパフォーマンス面では優れているといます。
最近では様々なプロポリスの抽出方法を組み合わせたサプリメントなども販売されているので、今後もプロポリスの進化に期待できそうです。