プロポリス原液はまずいだけ?
プロポリスと言えば美味しくないイメージが強いです。
そのイメージの元となっているのが「プロポリス原液」でしょう。
プロポリス原液は蜂ヤニもあり、風味も独特な事からプロポリスが飲みにくい、使いにくいという原因の1つだとも言えます。
ではプロポリス原液は「デメリットだらけ」なのでしょうか?
・プロポリス原液のメリット
プロポリス原液はしっかりと成分を含んだ形でプロポリスエキスが抽出されています。
つまり成分をしっかりと摂取する事においてはプロポリス原液は向いていると言えます。
・プロポリス原液は様々な用途がある
プロポリスの原液のメリットは成分面だけではありません。
プロポリスの製品は数多く販売されていますが、喉のケアに使うスプレーであったり、口臭ケアのマウスウォッシュであったりなど…書ききれないほどの使い方があります。
原液はうすめてうがいをする事で、その抗菌力を活用してイガイガのケアであったり
口臭ケアに役立たせる事ができます。
これは用途が限定されたプロポリス製品では難しく、原液ならではのメリットだとも言えます。
プロポリス選びの落とし穴
プロポリスを選ぶ際、どういった点に注意していますか?
実はプロポリスを選ぶ際に陥りがちなのが「等級」ばかりに気を取られている事です。
勿論、等級もプロポリスの品質を決定づけする上で大切なポイントですが、そのほかにも気を付けておきたいポイントがあります。
今回はプロポリスを選ぶ際にさらに気を付けておきたいポイントを紹介します。
1.プロポリスの種類
まず使われているプロポリスの種類をチェックしましょう。
ブラジル産プロポリスの例で言えば
「ブラウンプロポリス」「グリーンプロポリス」「レッドプロポリス」に大きく分かれます。
それぞれ特色などが異なるので、自分自身の目的に応じた種類のプロポリスを選ぶとよいでしょう。
2.プロポリスの抽出法
プロポリスのエキスを抽出する方法は複数種類あります。
プロポリスは脂溶性になる為、基本的にはアルコール抽出法で作られたものを選ぶとよいでしょう。
しかし、飲みにくいというデメリットもある為、自分が継続しやすいものを選ぶとよいでしょう。
3.産地
プロポリスはブラジル産のものが世界最高品質だという評価を集めています。
そのほかにもオーストラリア産やニュージーランド産など高品質なプロポリスの産出国はいくつかあります。
自分自身が摂取したい成分が多い傾向にある国のものを選ぶようにしましょう。
4.熟成
熟成期間は諸説ありますが、1年程度は熟成させたものを選ぶ形が無難です。
長いもので言えば10年熟成15年熟成のものもありますが、1年以上熟成させたものであれば十分だと言えます。
オーストラリア産プロポリスの特徴
オーストラリア産のプロポリスは抗菌力が高い事で知られています。
オーストラリアと言えばコアラが食べる「ユーカリ」が有名です。
ユーカリには強力な殺菌力がありアミノ酸・有機酸・鉄・マグネシウムなどミネラル類、ビタミンB1などが
豊富に含まれています。
中でも豊富なのはフラボノイドです。
ブラジル産プロポリスと同様「サプリメント」「原液」など様々な形状で販売されています。
オーストラリアではプロポリス以外にも蜂蜜やビーポーレンなどがとても高い品質のものが取り扱われています。
オーストラリアの在来種はハリナシバチでしたが、セイヨウミツバチが入ってきた事で養蜂が盛んになりました。
シュガーガムという花から蜜を集めています。
世界的な傾向で言えば、農薬などが混ざった蜂蜜やプロポリスなどが多くあります。
オーストラリア産の養蜂は無農薬を徹底した環境で養蜂を営んでいる徹底ぶりです。
このように国を挙げて蜂産品に対するこだわりをもっている点はブラジル産と同じだと言えます。
オーストラリア産のプロポリスは比較的価格帯が安く手に入る為、経済的にもありがたいと言えるでしょう。
グリーンプロポリスのように「アルテピリンC」などは含有されていません。
※アレクリン由来の起源植物ではないため
しかしフラボノイドが豊富な為、オーソドックスなプロポリスを試したい方にはかなりおすすめできるプロポリスです。
プロポリスサプリメントのメリット・デメリット
よく口コミなのでも「苦手」だという事が書かれているのを目にします。
※せっかくなら添加物などが入っていない限りなく純粋に近いプロポリスエキスを摂取したいですしね。
プロポリスは「何色がおすすめ?」
プロポリスにはいくつか種類があります。
ブラウンプロポリスを基本として「グリーンプロポリス」「レッドプロポリス」などがあります。
今回はそれぞれのプロポリスがどのような場面で役立つか?という話をします。
【ブラウンプロポリス】
世界的に主流なのが「ブラウンプロポリス」です。
ブラウンプロポリスはこげ茶・褐色の原塊をしています。
起源植物が異なる事で特性・含有成分等はは異なりますが、このこげ茶・褐色の原塊というのは世界中で採取されるプロポリスの大きな共通項です。
フラボノイドが豊富な点をはじめ、優れた多種多様な成分を含有しています。
健康食品など様々なものに使われています。
風邪予防などをはじめとした健康維持などに使われる事が多いです。
【グリーンプロポリス】
1988年に日本人養蜂家によって発見された「グリーンプロポリス」。
鮮やかな緑色の原塊が特徴的で、ブラジルの一部地域でのみ採取されます。
ブラウンプロポリス同様・高い栄養価を誇っておりフラボノイドも豊富、抗菌力も優れていますが異なる点があります。
それは「アルテピリンC」という成分を含んでいる点です。
このことから「グリーンプロポリスはプロポリスの王様」と呼ばれるようになった為、発見以来世界中の研究者から注目を浴び続けています。
【レッドプロポリス】
美容目的でプロポリスを使いたいという事だったら、レッドプロポリスが最も用途に合っています。
このプロポリスもグリーンプロポリス同様ブラジルの限られた地域でのみ採取されており、採取量が少ない事から非常に貴重なプロポリスとなっています。
養蜂に使われるミツバチ
私達が蜜蜂の恵みを享受するのに必須な技術「養蜂」。
どの蜂からも蜜を採取できるというわけではなく、養蜂に適したミツバチがいます。
それぞれの特徴を紹介すると
【セイヨウミツバチ】もっとも養蜂に適しているともいえるのがこのセイヨウミツバチです。
日本には明治時代に入ってきており、日本の養蜂だけでなく世界中の養蜂で用いられています。
【ニホンミツバチ】ニホンミツバチはとてもデリケートなミツバチです。
防衛本能が弱く、外敵から襲われると巣を捨てて逃げ出します。
この性格・本能的に仕方ないのですが養蜂にはあまり適しておらず、ニホンミツバチの蜂蜜はとても貴重なものとして取り扱われています。
とても温厚な性格で、ほとんど人を攻撃する事もありません。
【アフリカナイズドミツバチ】ブラジルの養蜂に用いられている種類のミツバチです。
在来種のアフリカミツバチと外来種のセイヨウミツバチが交配した事で誕生しました。
非常に高い運動能力と生命力・防衛本能を持ちキラービーと呼ばれる事もあります。
巣を守るという能力に優れており、プロポリスを作り出す高い能力をもっています。
プロポリス自体はセイヨウミツバチも作り出しますが、アフリカナイズドミツバチのプロポリスを作り出す能力は
非常に優れているのです。
養蜂自体はローマ神話に出てくるほど、人類との関わりは非常に深いです。
そして蜂蜜の採取は1万年前にはスタートしていたと言われています。
スペインの壁画では蜜を採取する女性の姿・採取の手順が詳細に描かれているようです。
日本では養蜂の歴史自体が浅く、本格的に始まったのが江戸時代である事からも
「養蜂文化」といった意味合いでは世界に出遅れていると言えるでしょう。
プロポリスを使った美容液が大人気
プロポリスは美容成分も豊富
プロポリスを使った商品は基本的に高価なものが多いです。
健康食品としてだけではなく、高級美容液などにも配合されているケースも多いです。
実はプロポリス、健康成分にばかり注目されがちですが美容成分も多く含有している事でも知られています。
プロポリスに含まれる代表的な美容成分を紹介しましょう
・ビタミン類
・フラボノイド類
が豊富に含まれている事でも知られています。
美容という点で考えるとグリーンプロポリスやブラウンプロポリスよりもレッドプロポリスが優れていると言えるでしょう。
レッドプロポリスにはイソフラボンなども豊富に含まれており、これはその他のプロポリスには見られない性質です。
(もちろん、プロポリス自体に美容成分も豊富ではありますが、レッドプロポリスは美容という点では非常に期待が持てるプロポリスなんですよ)
フェイスマスクも人気
プロポリスを使用したフェイスマスクも人気が高いです。
プロポリスには優れたエイジングケアの働きが期待できます。
美容液などだけではなく、フェイスマスクで徹底ケアするという面からも高い人気をもっています。
美容目的にプロポリスを飲用する方は少ないが
プロポリスというと、どちらかと言えば健康志向が高い方が飲用するものです。
しかし美容目的で継続的に飲む人もいます。
それだけ豊富な成分が含有されているという事なんです。
しかし美容目的の方はやはり美容液やフェイスマスクなどでケアされる方が多いかも知れません。